3Dデータの家具などが施された部屋を、スマホ画面で自分の好きな場所・角度から見る
2017年11月8日、大京グループで不動産流通事業を手掛ける株式会社大京穴吹不動産は、仲介物件やリノベーション済み物件の空室に、家具や小物でインテリアコーディネートを行い、AR(拡張現実)の技術で、モデルルームのように、より良い印象を与える「ホームステージング」を行う「ARホームステージングサービス」(以下、同サービス)の提供を開始すると発表した。
同社は、2013年から、同社がリノベーションして再販する物件や顧客が売却する仲介物件に、家具等を実際に配置する「ホームステージング」を施すサービスを導入しており、購入を検討している顧客には、室内での生活を具体的にイメージできるとのことで、好評であった。
しかしながら、実際に家具等を搬入してセッティングするための手間や費用がかかるため、すべての空室には対応できない課題があった。
「ARホームステージングサービス」の概要
同サービスは、株式会社リビングスタイルのルームコーディネートアプリ「RoomCo AR」を、ホームステージング用にカスタマイズしたもので、Google社の空間認識技術「Tango」を活用して、実際に販売されている家具等の3Dデータを、スマートフォンの画面に表示するものだ。
顧客は、ARの家具等の置かれた部屋を歩きながら、自分の好きな場所と角度から室内を見ることができるので、居住後の生活を具体的にイメージできる。
(画像はプレスリリースより)

大京穴吹不動産 ニュースリリース
http://www.daikyo.co.jp/dev/files/20171108.pdf