仲介手数料の調査
株式会社不動産流通システムは、不動産賃貸や売買などにかかる仲介手数料、商習慣などに関する消費者の認知度を調査。2017年9月14日に発表している。
仲介手数料がいくらか知らない人は半数以上
都内で持ち家に住んでいる男女500人を対象に「不動産の賃貸、売買の仲介手数料に関する認知度」を調査。
それによると、「不動産賃貸の仲介手数料がいくらになるか」知っていると人は男性19.2%、女性16.8%。まったく知らない人は男性51.2%、女性56.8%と半数を超えている。
また「不動産売買の仲介手数料の上限が定められていること」を知っている人は男性で10.4%、女性で6.0%とわずかだ。
認知度の低い「囲い込み」「両手仲介」
今回の調査では新たに項目を追加。業界の商習慣である「囲い込み」、また「両手仲介」の認知度を調査した。いずれも合法ではあるが、メディアなどでは良いイメージとして取り上げられていない。
「囲い込み」を知っている人は男性3.2%、女性2.0%。まったく知らない人は男性73.2%、女性84.8%だ。
また「両手仲介」についても、知っている人は男性5.2%、女性3.6%。まったく知らない人は男性79.2%、女性89.2%と、こちらも多くが存在を知らないことが明らかになった。
不動産賃貸または売買における仲介手数料を半額・無料にするなどクリーンな業界を目指す企業も増えているが、規模や知名度に左右されまだ認知度が低いのが現状だ。
(画像はプレスリリースより)

不動産流通システムのプレスリリース
https://www.reds.co.jp/p16023/