単身女性と住宅ローン
アルヒ株式会社は2017年7月27日、「単身女性の住宅ローン利用状況調査」を発表している。単身女性の住宅ローン利用率は年々増加傾向にあるようだ。
40代での購入が最も多い
同調査は2016年1月1日から12月31日までの間に、住宅ローンを開始した全国の女性495人の有効回答を統計に出したもの。
単身女性の購入時の平均年齢は42歳、中央値でも41歳。全体で見ても40代での購入が41.5%と約半数、30代は32.6%、50代が13.4%となっている。
購入金額の平均は2,596万円、借入金額は2,186万円。年収が高いほど購入金額は上がるものの、男性の購入金額約2,750万円、借入金2,460万円と比較すると、女性は堅実な金額の物件購入と借り入れを行っているようだ。
年齢も年収も幅広く
女性の住宅購入者には、医療従事者や公務員などが目立つものの、実はパートタイマーや派遣社員も多数おり、年齢も幅広い。年収は200万円台~400万円台に多く分布しており、約5人に1人は年収200万円台だ。
ごく一部のキャリアウーマンが対象と思われがちな住宅購入だが、近年は単身による将来への不安、低金利などを背景に住宅購入への意識が高まっている
同社の調べでも、2014年の単身女性の債務者は全体の11%、2016年には17%と2年間で6ポイント増加している。
(画像はプレスリリースより)
アルヒ株式会社のプレスリリース
https://www.aruhi-group.co.jp/news/press/201700727