固定金利型住宅ローン 大手・ネット銀の金利が上昇
住宅ローンの比較サイトを運営するWhatzMoney株式会社は3月2日、3月実行分のローン金利状況について公表した。
主要73行の、3月の10年固定型住宅ローン金利は平均1.027%で、前月比0.006%上昇した。大手銀行やネット銀行の金利は上昇しており、上昇率は0.05%前後となった。金利上昇の背景は、10年国債金利が1月下旬から2月第4週にかけて上昇したためだ。
なお、日銀は、2月28日公表の国債購入方針において、10年国債の金利を引き下げる姿勢を示したことから、同社は、4月の固定型住宅ローン金利が低下する可能性について示唆している。
変動金利型は前月と同水準、フラット35は0.02%上昇
また、3月の変動型住宅ローン金利は平均0.957%で、前月と同水準となったほか、長期固定金利住宅ローン「フラット35」の金利は、前月と比較すると0.02%上昇した。
そのほか、主要銀行における住宅ローンの最低金利は0.350%で、前月と同水準となった。最低金利が適用される住宅ローン商品は、短期間の固定金利型となっているが、固定金利期間が終了すると金利が上昇する傾向にある。
そのため、同社は、住宅ローンを選ぶ際は、金利のみで判断せず、総支払額で判断することを推奨している。
(画像はWhatzMoneyより)
WhatzMoney プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000015793.html