生家は築200年 1月10日に起工式実施
耐震性の高い住宅建築を手がけるほか、「耐震住宅100%実行委員会」を運営する株式会社NCNは1月23日、今月より築200年の木造住宅「清水の次郎長生家」の耐震改修工事が実施されると発表した。
同生家は、同委員会が2014年9月から12月まで開催した「あなたの残したい建物コンテスト」で大賞に選ばれ、同生家の改修にあたり、これまでに2500万円の寄付が集まった。
また、1月10日には改修工事の起工式が実施され、工事関係者のほか、寄付をした企業や経済団体などが出席した。
「耐震構法SE構法」で、壁を追加せず耐震性が向上
同生家の改修にあたっては、同社の耐震構法である「耐震構法SE構法」が採用された。
同生家は、歴史的、文化的価値を保存するため、1階部分の間取りをそのままにしておく必要があるが、壁が追加できないため、耐震性に難があった。
しかしながら、同構法を採用すれば、既存の間取りをそのまま活かし、壁を増やさずに耐震性を高めることが可能となる。
同生家の耐震改修により、今後、地元イベントの拠点となること、また、外国人観光客数の増加が見込めることから、静岡市清水区の活性化と地域再生が期待されている。
なお、同生家の改修工事の状況については、下記外部リンク「耐震住宅100%実行委員会」にて、随時紹介される予定だ。
(画像はプレスリリースより)
株式会社NCN プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000004739.html耐震住宅100%実行委員会
http://www.taishin100.com/