建築家のイメージは「敷居が高い」
建設業者や不動産仲介業者等にビジネスモデルのソリューションを提案するハイアス・アンド・カンパニー株式会社は12月8日、「建築家と建てる家に関する意識調査2016」の調査結果を発表した。
調査期間は9月30日から11月19日まで。調査対象は20歳以上の男女で、2年以内に注文住宅の購入を検討している者と、建築家と家を建てた経験を持つ者。調査は、同社運営サイトのアンケートにて実施された。有効回答数は531人。
「建築家のイメージ」に関する調査では、全体として「敷居が高い」というイメージを有しており、特に2年以内に注文住宅建築を検討している層に多く見られた。しかし、実際に建築家と家を建てた層は、「敷居が高い」という回答と、「要望を聞いてくれる」という回答が同率で多い結果となった。
そのほか、「一般住宅よりも大きな施設や建物の設計に重きを置いている」という回答や「提案を否定しづらい」という結果も見られた。
建築家の建てた家は満足度が高いが、検討者は少なめ
建築家と建てた家に関する満足度について見ていくと、「満足している」との回答が77%となったほか、建築家と家づくりを行って良かったか、という問いについては、83%が良いと回答した。
良かった理由として最も多かったのは、「自分の要望と価格のバランスを考慮してくれたこと」となり、以下、ヒアリングが上手く、生活に合った設計をしてくれたこと、性能面を考慮してくれたことと続いた。
また、2年以内に注文住宅を建てることを検討している層に対し、建築家への依頼検討について調査したところ、検討していると回答した者は49%にとどまった。
建築家と家を建てると満足できるという結果になったものの、建築家への依頼は検討していない様子がうかがえる結果となった。
(画像はプレスリリースより)

ハイアス・アンド・カンパニー(プレスリリース)
http://www.hyas.co.jp/