社宅を賃貸住宅に再生 1階には公営・民間施設が入居
東京都と神奈川県を中心に鉄道・不動産事業を展開する小田急電鉄は10月28日、小田急線座間駅前のリノベーション賃貸住宅「ホシノタニ団地」が2016年度「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」を受賞したと発表した。
ホシノタニ団地は、昭和40年代に建築された小田急電鉄の社宅4棟を、一般賃貸住宅と市営住宅として再生したものである。また、一部の棟の1階部分は、座間市営の子育て支援施設と民間企業のカフェが入居しているほか、敷地内には貸し菜園やドッグランなどが設けられており、地域の住民が利用している。
「老朽物件を新たな生活の場に再生させたことは先進的」
ホシノタニ団地は、グッドデザイン賞の中でも高い評価となる「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれていたが、内容が優れていることから大賞候補の6件に選ばれており、今回、金賞に選ばれたものである。
グッドデザイン賞の審査員は、駅前の社宅をそのまま活用し、賃貸住宅と公営・民営のコミュニティ施設に再生させたこと、また、老朽化していた物件についてはリノベーションを実施するだけでなく、新たな生活の場として再生させたことは先進的である、とコメントし、高く評価した。
(画像はプレスリリースより)

小田急電鉄(プレスリリース)
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