軟弱地盤に住宅を建設しても、安定性が強化
賃貸住宅の建築・サブリース等を主な事業とする大東建託は11月4日、軟弱な地盤に対応できるオリジナル工法「DK-フロート工法」(以下、同工法)を開発し、11月1日より運用を開始したと発表した。
同工法は、木造2階建て、または3階建ての住宅で、基礎がベタ基礎の場合にのみ適用される。なお、同工法の対象となる地域は、北海道と沖縄を除く全国である。
同工法の特長は、軟弱な地盤に住宅を建築する際においても、安定性が強化され、なおかつコストが軽減される点だ。
同工法では、基礎下の地盤を土木用発泡スチロールブロックに置き換えることで、地盤にかかる建物重量の負荷を軽減するほか、同社独自の地盤補強工法「DK-Pile」を併用することで、地盤を補強する。
土木用発泡スチロールブロック採用で、地盤への負担軽減
土木用発泡スチロールブロックは、密度に比例して強度が変化する性質を持っていること、また、紫外線やガソリン類、火気に触れていなければ半永久的な使用が可能であるため、以前から土木工事で使用されてきた建築資材である。
木造2階建ての住宅を建設する場合に土木用発泡スチロールブロックを使用すると、地盤への負担を1/2程度軽減することが可能となる。
同社は、住宅の品質を高めるため、今後も新工法の開発に積極的に取り組んでいく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
大東建託(プレスリリース)
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