大人ファミリーの意識を調査
東京ガス都市生活研究所は、都市生活レポート『大人ファミリーのライフスタイル~「両親+社会人の子供」からなる家族の暮らしと住まいづくりの実例~ 』を発行した。都市生活研究所では長期的な世代研究に取り組んでいる。
近年では初婚年齢が上昇傾向にあることから、成人し学業を終えた未婚のどもが両親と同居している世帯が多く存在している。そんな「大人ファミリー」の生活実態と意識について調査を行った。
安心も不安も感じている
大人ファミリーであるということに関して、世間体が良くないと感じる人はほとんどおらず、過半数の親が「子どもが出ても出なくてもどちらでも良い」と考えていることがわかった。
しかし料理や掃除、選択などの家事のほとんどを母親が行っており、「家事が楽にならない」という不満が父親よりも高くなっている。また家にお金を入れない子どもも3割弱存在しており、「子どもが経済的に自立しない」という不安は両親ともに大きかった。一方それと同じくらい金銭面での合理性や安心を感じている両親もいる。
家族仲は全体的に良好
全体的に親子の仲は良く、特に母親と娘はショッピング、旅行や映画などに一緒に出かけたりと仲が良い。大人ファミリーである多くの人が子どもが結婚したり、孫ができたりした場合は親子で近くに住みたい意向が高い結果となった。
今後はこのような世帯の形や、それに合うような将来の見通しも含めた住まいづくりの工夫が求められると言えるだろう。

東京ガス 都市生活研究所
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