レジデンスキャップレート
マンションリサーチ株式会社では、2016年11月8日に「レジデンスキャップレート」2016年11月版を公表。分譲マンションの応募価格から算出した、不動産投資判断のための指数だ。
物件価値の格差をなくす指標
キャップレートは、不動産から生み出される純利益から物件の価値を決めるもので、不動産投資として重要な目安になっている。
「レジデンスキャップレート」はアンケートからではなく、1,600万件にも及ぶ売り出し価格、または賃料など独自のデータをもとに、同社が不動産エコノミストの吉崎誠二氏と共同で算出。2ヶ月ごとのリアルタイムなキャップレートを公表している。
いずれの都市でも若干のマイナス
第2回となる調査結果では、売り出し事例データ38,590棟から算出。エリア別では東京23区が平均5.62%。内訳は、ワンルーム5.96%、ファミリーは5.55%で前回9月の調査より若干マイナス。
名古屋市では平均7.98%で前回より若干のマイナスだが、ワンルームのみでは8.56%で0.5%以上のプラス、マンション価格が下がっていると想像される。
大阪市の平均は6.07%、ワンルームでは変化がないものの、ファミリーは6.23%から6.11%に低下。福岡市は平均6.93%で前回より低くなっているが、ワンルームとファミリータイプでの格差がみられる。
(画像はプレスリリースより)

マンションリサーチのプレスリリース(@Press News)
https://www.atpress.ne.jp/news/115814