下塗り剤には、赤外線反射技術と熱伝導制御技術が付与
塗料の製造・販売を行う日本ペイントは10月21日、住宅塗り替え用塗料「パーフェクトシリーズ」に屋根用水性遮熱塗料を追加したと発表した。
同社では、外壁や屋根、内装などの塗装に利用できる「パーフェクトシリーズ」を展開しているが、新製品の発売により品揃えが充実し、施工主が求める幅広いニーズに対応できる。
屋根用水性遮熱塗料の新製品は、水性ラジカル制御形高耐候屋根用遮熱塗料の「ニッペ パーフェクトクーラーベスト」(以下、クーラーベスト)と、赤外線反射技術に熱伝導制御技術が付与された下塗り剤の「ニッペ パーフェクトクーラーサーフ」(以下、クーラーサーフ)だ。
上塗り材と下塗り剤の併用で、内部温度の上昇が2度抑制
上塗り材の「クーラーベスト」は、従来型の遮熱塗料のノウハウが活かされ、ダブル反射技術により熱が反射されやすくなるほか、熱伝導を制御する作用を持つ下塗り剤の「クーラーサーフ」と併用することにより、「トリプル遮熱効果」が発揮される。
同社が新製品を用いて耐熱実験を行ったところ、同社の従来型の製品と比較すると、鋼材裏面の温度上昇が最高約10度、内部温度の上昇が最高約2度抑制することができたという。
新製品は、業界最高水準の高い遮熱効果を有していることから、新製品の利用により、室内における夏の暑さの軽減が見込まれる。

日本ペイント トピックス
http://www.nipponpaint.co.jp/news/2016/wn1021.html