住宅ローン金利は上昇か 上昇時期は経済指標等で判断を
戸建住宅・注文住宅の施工、設計を行う株式会社レオハウスは9月26日、「住宅は今が買い時??」というテーマで専門家にインタビューを実施し、インタビューの内容について発表した。
専門家は、住宅&保険・住宅ローンコンサルタントの寺岡孝氏。インタビュアーは、レオハウス住まい研究所の深谷繁生所長。
住宅ローン金利について寺岡氏は、今後上昇する可能性があるとの見解を示している。
その要因としては、マイナス金利政策下において低下していた長期金利が、最近は上昇傾向にあること、また、手詰まり感を見せる金融緩和政策により、先行き不透明の状況となっていることがあげられる。
なお、寺岡氏は、住宅ローン金利が上昇する時期については予測困難との考えを示したものの、経済指標や政策等により、住宅ローン金利上昇の予兆をうかがうことは可能との考えを示した。
低金利時代は、住宅購入のタイミングとして最適
また、寺岡氏は、低金利時代は住宅購入のタイミングとしては非常に良いとの考えを示した。なぜなら、金利が1%異なるだけで、毎月の返済額と返済総額は大きく変わるためだ。
例として、3000万円を借り入れし、返済期間30年、月均等でボーナスなし、元利均等返済の条件で見てみよう。
金利1%の場合の毎月の返済額は9万6492円となるが、金利2%の場合の毎月の返済額は、11万886円となり、金利が1%から2%に上昇するだけで、1か月あたりの返済額が約1万4000円も増加することとなる。しかも、返済総額は518万円も増加する。
なお、寺岡氏は、低金利時代で住宅ローンの借り入れが行いやすくなったものの、収入に見合った住宅購入と住宅ローン借り入れが前提との考えを示している。

株式会社レオハウス プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000021557.html