優れた建材・設備を表彰
2018年4月20日、フクビ化学工業株式会社と戸田建設株式会社は、共同開発した粒状床衝撃音低減材(以下、同低減材)「サイレントドロップ」が、「建材設備大賞」(以下、同設備大賞)において、最も評価の高い「大賞」を受賞したと発表した。
同設備大賞は、日経アーキテクチュアと日経ホームビルダーが主催したもので、都市や建築・住宅の未来を切り開く優れた建材・設備を表彰することで、技術や産業の発展に寄与し、社会に貢献することを目的としている。
サイレンドロップの特長
同低減材は、再生樹脂を粒状に加工した特殊遮音粒材による新発想の床衝撃音低減材で、従来の重量床衝撃音対策である「重量の増加」に頼るのではなく、「粒状材料の衝突や摩擦」により、天井から放射される振動エネルギーを効率的に吸収し、重量床衝撃音の放射を抑制する新しい商品だ。
このため、軽量であり、天井裏に置くだけの簡単な施工であるため、従来行われてきたコンクリートの床版を厚くする等の大掛かりな対策を施すことなく、上階で人が歩いたり飛び跳ねたりした際に伝わる「重量床衝撃音」を低減できる。
また、居室空間を狭めることなく有効利用でき、さらに、音が聞こえる側である下階側から施工可能であるため、改修工事にも利用できる。
(画像はプレスリリースより)

フクビ化学工業 ニュースリリース
https://www.fukuvi.co.jp/newsfile/news_329/file_2.pdf