配達効率を向上させるマンション内物流システムを構築
三井不動産レジデンシャル株式会社と丸紅株式会社は4月16日、パナソニック株式会社エコソリューションズ社および株式会社フルタイムシステムの協力により、配達効率を向上させるマンション内物流システムを構築し、現在建設中の分譲マンション「ザ・タワー横浜北仲」に導入すると発表した。
マンション共用部に宅配スタッフが常駐
ネットショッピングの普及や各種宅配サービスの拡大に伴い宅配物が増加し、マンションにおいては、受取人の不在による再配達、駐車場やエレベーターの混雑等が問題となり、配達効率の向上が求められている。
そこで、三井不動産レジデンシャル等4社は、3つの施策によるマンション内物流システムを構築する。
1つは、マンション共用部に常駐し、各住戸へ配達業務等を行う。
複数の宅配事業者は、マンション内の物流センターに常駐する宅配スタッフに、宅配物を預ける。宅配スタッフは、複数の宅配物を、まとめて在宅する各住戸に配達する。
配送業者は、居住者が不在であっても物流センターに預けることができるので、再配達する必要がなくなり、居住者は再配達の連絡など手間をかけないで済む。
2つ目は、宅配スタッフの携帯電話から直接各住戸のインターホンに連絡できるように、マンションのインターホンシステムを改良する。これにより、配送業者は在宅確認を行い、居住者は待ち時間を減らし、確実に荷物の受け渡しを行うことができる。
3つ目は、荷物が入っているボックスに追加で預けることができるように、宅配ボックスを改良する。ボックススペースの利用を効率化することで、満杯による再配達を減らすことができる。
三井不動産レジデンシャルは、今回「ザ・タワー横浜北仲」に導入するマンション内物流システムを、今後分譲する新築大規模マンションへの展開を検討するとのこと。
(画像はプレスリリースより)

三井不動産レジデンシャル株式会社のニュースリリース
https://www.mfr.co.jp/company/news/2018/0416_01/別掲
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