「おとり物件」の疑いのある情報を毎日自動で検出
2018年03月28日、株式会社LIFULL(ライフル)は、不動産情報サイト「LIFULL HOME'S」(以下、同サイト)の賃貸分野で、おとり物件をはじめとする違反物件情報を自動検出するシステム(以下、同システム)の運用を開始したと発表した。
同システムは、同社が独自開発したもので、実際には契約できない成約済物件や条件のよい架空の物件など、いわゆる「おとり物件」の疑いのある情報を毎日自動で検出し、検出された物件については、専門部署による事実確認や是正指導を行う。
同システムにより、取締りを効率化するとともに、「LIFULL HOME'S」の賃貸物件データベースの品質向上をはかる。
また、当初は賃貸物件情報を対象に運用するが、今後は適用範囲の拡大、検出精度の向上や、是正措置の自動化などを行う予定だ。
「LIFULL HOME'S」の物件情報精度向上について
同サイトでは、正確な情報の中から、安心して住まい選びができるよう、「情報精度No.1」を目標に掲げ、情報掲載に関して各種法令に基づく掲載規約を設けて、不動産会社に対してルールを順守した正確な情報掲載を呼びかけている。
また、「情報掲載110番」に寄せられた指摘や、独自のスクリーニング調査に基づき、違反が疑われる情報について個別に事実確認を行い、違反が判明した場合は、不動産会社に是正指導や掲載停止等の措置をとる。
一方、「正確な物件情報の提供」と「安心のお客様対応」の2項目で、同社が定めた基準をクリアした店舗を優良店舗として認定し、不動産会社を選ぶ際の参考情報として提供している。
さらに、首都圏不動産公正取引協議会 ポータルサイト広告適正化部会の加盟社として、同業他社と連携しておとり物件排除の取組み等を進めるとともに、大手オンラインモールや決済プラットフォームの運営事業者と連携して、おとり物件対策と不正注文防止のための取組みを行っている。
(画像はLIFULL公式ホームページより)

LIFULL ニュースリリース
https://lifull.com/news/11350/