地価動向の見方について、強気・弱気の程度を指数化
株式会社三友システムアプレイザルは、2018年3月26日、『三友地価予測指数(2018年3月調査)』を発表した。
『三友地価予測指数』は、三友システムアプレイザルと提携する不動産鑑定士154名を対象に行ったアンケートをもとに、地価動向の見方について強気・弱気の程度を指数化したもの。同社は、毎年3月と9月に同指数の配信を行っている。
「現在」は好調、しかし「先行き」は慎重な見方が強い
商業地における「現在」の『三友地価予測指数』は、東京圏が78.4、大阪圏が78.2、名古屋圏が81.8という結果になった。前回の結果と比較すると、東京圏は76.5からやや上昇、大阪圏は73.2から明確に上昇、名古屋圏は70.0から飛躍的な上昇を見せている。ただし「先行き」については、東京圏が61.4、大阪圏は62.9、名古屋圏も68.2と、慎重な見方が強い結果となった。
住宅地の「現在」の指数については、東京圏が69.6、大阪圏が66.2、名古屋圏が77.3という結果になっている。前回の結果と比較すると、東京圏は66.0から上昇、大阪圏も62.0から上昇、名古屋圏は65.0から大きな上昇を見せた。ただしこちらも「先行き」については、東京圏が57.4、大阪圏は54.8、名古屋圏も63.7と、いずれも現慎重な見方が強い。
「東京」への投資意欲は、ますます高まっている
商業地における『三友地価予測指数』の結果について三友システムアプレイザルは、海外投資家による国内不動産の取得額が前年の約3倍となり、3年ぶりに過去最高を更新する結果となったことに注目。国際都市「東京」への投資意欲は、ますます高まっていると考察している。
住宅地については、人口減少が進行しているのにもかかわらず上昇ピッチが強まっている点に注目。レジデンス系ファンドの投資需要が結果に反映された可能性を指摘している。
(画像はプレスリリースより)

三友地価予測指数(2018年3月調査) - 株式会社三友システムアプレイザル
https://ssri.sanyu-appraisal.com/三友地価予測指数を発表 東京圏よりも、大阪・名古屋圏の上昇ピッチが強まる - @Press
https://www.atpress.ne.jp/news/152823