マンション管理会社の従業員2名が着服により解雇
この度、マンション管理をおこなう大阪ガスコミュニティライフ株式会社から、従業員2名の着服に関する報告とお詫びのお知らせが発表された。
この従業員2名は、いずれも不正を認めており、懲戒解雇処分となった。
管理費等を着服
今回の事件は、大阪ガスコミュニティライフが管理業務を受託しているマンション2物件において発覚したもの。
ことの発端は、大阪ガスコミュニティライフの従業員1名が、管理員をしていた物件において、居住者から預かった管理費等の現金を着服していたことが発覚したことによる。
この従業員は、不正な手段での引き出しもおこなっていたとされ、会計書類を偽造することで、発覚を防いでいたことが判明した。
このことを受けて、大阪ガスコミュニティライフが緊急点検をおこなった結果、もう1件の着服も発覚。こちらの物件で管理業務をおこなっていた従業員も、管理費等の現金を管理組合の口座に入金せず、自らが着服していた。
信頼回復に向けた今後の取り組み
大阪ガスコミュニティライフでは、以前にも元従業員による金銭の着服が発覚しており、今年4月に、国土交通省より指示処分ならびに業務停止処分が出されていた。
その後、大阪ガスコミュニティライフは、信頼回復に向けて全力で取り組んできたが、今回新たに、従業員2名の着服が発覚。
大阪ガスコミュニティライフは、今回の事件に関わった従業員2名を懲戒解雇処分としており、今後は、管理組合と協議のうえ、告訴や告発の準備を進める考えだという。
また、大阪ガスコミュニティライフは、今回の件で失った信頼を回復するため、全社員に向けてより一層の教育を徹底するとともに、内部統制の強化に努め、二度と同じことを繰り返さないよう取り組んでいく考えを示している。

大阪ガスコミュニティライフ株式会社によるご報告とお詫び
http://www.ogcl.jp/filedatafolder/owabi.pdf