今年6月から8月の売り希望価格を集計
東京カンテイは、9月30日、「首都圏沿線別・駅別中古マンション価格相場・JR東海道本線」を発表した。同調査は、同社のデータベースに登録された同沿線のファミリータイプ中古マンション3,391件の売り希望価格から平均坪単価などを集計したもの。
同発表によると、JR東海道本線の横浜から小田原までの平均坪単価は108万円で昨年比2.3パーセント、2万円上昇し、平均築年数は21.2年、平均専有面積は70.3平方メートルであった。
主な沿線駅の相場状況
横浜は、平均坪単価168万円で昨年の160万円より8万円増となり、平均築年数は22.1年、平均専有面積は58.0平方メートルであった。築年数の古い物件が増加したため平均坪単価は抑えられたが、全面的にプラス基調であった。
藤沢は、平均坪単価126万円で、横浜に次いで第2位となり、昨年の121万円より5万円増となった。平均築年数は19.9年、平均専有面積は63.1平方メートルであった。
茅ヶ崎は、平均坪単価113万円で第3位、昨年の102万円から11万円の大幅増であった。平均築年数は17.1年、平均専有面積は77.7平方メートルであった。築10年未満の物件が増加し平均坪単価を引き上げる結果となった。
最下位は、二宮で平均坪単価49万円、平均築年数29.0年、平均専有面積64.1平方メートルであった。平均坪単価は昨年より増加したが、割安物件の減少と築浅物件の増加によるもので、実質的には下落基調となっている。

東京カンテイ
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