税制改正や地価上昇に伴う相続税の不安を解消
三井不動産リアルティ株式会社では、2014年9月30日から「相続税つなぎ融資」の提供を開始した。
(画像は公式サイトより)
「相続税つなぎ融資」とは、同社の仲介で不動産売買契約を締結したとき、相続税支払いのための諸費用を融資するサービス。
今後、税制改正により相続税の基礎控除が引き下げられ、課税対象者が増えることが見込まれる。さらに都心部の地価上昇傾向もあって、多くの人が抱える相続税への不安を解消するために実施される。
「相続税つなぎ融資」では、不動産の売却資金で相続税を納付したいが、相続発生から10か月の納付期限までに資金の受け取りが間に合わない場合に、1億円まで融資が受けられる。
相続税納税資金、相続登記費用、税務振興費用等を支払うための資金の融資を受けることで、利用者はその間余裕を持って売却活動を行える。
「相続税つなぎ融資」の対象となる物件は、首都圏の同社営業エリア内の土地、戸建て、マンション。対象者は同社の仲介により売買契約を締結し、所定の仲介料を支払った個人だ。
融資の上限金額は1億円、評価価格の85パーセント以内かつ相続税納税資金および諸費用の範囲内となる。金利は年0.9パーセントで、借入期間は最長12か月。その他、同社提携の税理士事務所による税務申告を行うことなどの条件がある。
いざというときのために「住まいの相続無料診断サービス」
また、同社では2014年1月より、首都圏・関西圏・中部圏在住の個人を対象に、「住まいの相続無料診断サービス」も実施している。
将来相続対象となる不動産の評価や、また、所有の物件が相続税納税の対象となるか否かの判定、相続税額の試算などを行っている。
三井不動産リアルティ株式会社 ニュースリリース
http://corp.mf-realty.jp/news/2014/pdf/140930_rehouse-sozokuzei.pdf