発売戸数は9カ月連続減少
不動産経済研究所は、9月16日に2014年8月度「近畿圏のマンション市場動向」を発表した。発売は1,217戸で9カ月連続減少。戸当たり価格と単価は3カ月連続上昇となった。
同調査の対象地域は、大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県の2府4県で、対象物件は92件であった。
発表結果の概要
新規発売戸数は1,217戸で、前年同月比39.0パーセント減、前月比39.6パーセント減となった。地域月発売戸数は、大阪市部411戸、大阪府下197戸、神戸市部212戸、兵庫県下117戸、京都市部84戸、京都府下56戸、奈良県113戸、滋賀県27戸であった。
発売戸数に対する契約戸数は872戸で、月間契約率は71.7パーセントとなり、前月比5.4パーセント減となった。地域別契約率の上位は、奈良県97.3パーセント、京都府下82.1パーセント、大阪市部75.7パーセントであった。
1戸当たりの平均価格は3,808万円、1平方メートル単価は53.5万円となり、ともに前年同月比が3カ月連続増となった。
地域別平均価格が一番高かったのは、京都市部の5,025万円で、一番低かったのは、奈良県の2,879万円であった。8月末現在の継続販売在庫数は2,004戸で、前月比62戸減少となった。

不動産経済研究所
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