東京23区の大型タイプは3期連続上昇中
日本不動産研究所は、9月10日に「住宅マーケットインデックス2014年上期」を発表した。この調査はアットホームとケン・コーポレーションが提供した事例データをもとに、同研究所が分析したもの。
分析発表の概要
同調査は東京23区の賃貸・分譲マンションの賃料等を新築や中古などに分類したもので、都心5区及び23区の賃料は大型タイプの新築・中古ともに3期連続上昇となった。
タイプ別賃料は、新築が中古より約10パーセント高い水準で、東京23区及び都心5区は新築・中古マンションともに大型タイプが一番高く、小型タイプ、標準タイプの順となった。
年間賃料を分譲マンションの価格で除した平均利回りは、都心5区はマンション価格の下落から上昇傾向が継続し、中古の小型マンションはマンション価格の上昇から低下傾向となった。
東京23区は、標準タイプが新築・中古ともにマンション価格の上昇から低下傾向、それ以外は上昇となった。
2014年の東京23区のマンション価格と賃料予測は、消費税増税後の需要の落ち込みから1パーセント弱下落後、1パーセント弱の緩やかな上昇継続。マンション賃料はわずかに上昇に転じた後、0.5パーセント前後の上昇継続となる。

日本不動産研究所
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