「売主別中古マンション騰落率ランキング」を集計
この度、不動産ビッグデータを所有するスタイルアクト株式会社から、2013年度「売主別中古マンション騰落率ランキング」が発表された。
これは、2001年以降に分譲された新築住戸で、2013年に売り出されたものを対象に、その騰落率を算出したもの。今回集計された住戸サンプルは、全部で38,771件。サンプル棟数が30以上ある売主、マンションブランドが対象となった。
(この画像は売主別中古騰落率ランキングより)
売主別とマンションブランド別の中古騰落率
売主別騰落率ランキングの1位となったのは、昨年同様、丸紅。次いで、東急不動産、伊藤忠都市開発という順番になり、東急不動産が昨年の5位からランクアップすることとなった。
丸紅と東急不動産が上位になった要因には、都市部の物件が、新築時より値上がりしたことがあるようだ。
続いて、マンションブランド別騰落率ランキングで見てみると、1位となったのは、昨年同様、ファミール(丸紅旧ブランド)。続く2位のアルス(東急不動産旧ブランド)、3位のグランスイート(丸紅現行ブランド)も、昨年同様の結果となった。
1年あたりの平均騰落率は、全体的に上昇
また、今回の集計では、1年あたりの全体騰落率も算出している。これは、全体の中古騰落率を全体の平均築年数で割ったもの。
結果は、以下の通り。
06年 -1.1%(全体平均中古騰落率-4.0%、平均築年数3.7年)
07年 0.6%(同2.7%、4.2年)
08年 -0.6%(同-2.5%、4.2年)
09年 -1.1%(同-5.3%、4.8年)
10年 -1.0%(同-5.5%、5.5年)
11年 -1.4%(同-8.8%、6.1年)
12年 -1.4%(同-9.9%、7.0年)
13年 -1.3%(同-10.0%、7.7年)
(ニュースリリースより)
この結果から見てみると、昨年までは、平均騰落率は減少傾向にあったが、今年はやや回復の兆しを見せていることが分かる。

スタイルアクト株式会社によるニュースリリース
http://styleact.co.jp/news/?p=238