防災の備え「着る布団&エアーマット」
株式会社キングジムは8月28日、災害時の帰宅困難者対策として、『人型』の簡易寝袋「着る布団&エアーマット」を発表した。
(画像はプレスリリースより)
オフィスや避難先で上がった声
甚大な犠牲と被害を出し、今もなお傷跡が残る東日本大震災。震災から学んだ対策の1つが、「災害時の帰宅困難者対策」だ。交通事情や安全面を考慮して、災害時にはオフィスに待機するよう促す傾向にある。
だが、オフィスや緊急避難先など慣れない場所で不安な気持ちで過ごす中、「床が硬く冷たいためによく眠れない」などの声が上がっていた。
『人型』の簡易寝袋とエアーマット
『床の硬さ』と『冷え』に考慮して作られたのが、「着る布団&エアーマット」(BFT-001)、簡易の寝袋とマットレスのセットだ。
「エアーマット」は空気入れで膨らませると5cmほどの厚さになる。空気層の効果で床の硬さや冷たさが伝わりにくく、停電などで暖房が効かない室内でも冷えを軽減する。頭の部分を丸めると「枕」として使用できる。
緊急時もすぐに動ける寝袋
「着る布団」は「人の形」に作られた寝袋。首まわりとズボン丈のサイズを調節でき、ズボン幅は太さにゆとりがあり靴を履いたまま着ることができる。前面ファスナーで着脱もラクラク。
待機中の業務はもちろん、緊急避難の際の動きにも、着用したままでスムーズに対応する。
(画像はプレスリリースより)
たたむとA4ファイルのサイズに
たたむとA4 ファイルサイズのボックスに収まるため、オフィスの引き出しや書庫やコンパクトに保管できる。もし家族の人数分をそろえてもそれほど場所をとらないため、収納スペースが限られているマンション居住者にもお勧めだ。
「着る布団&エアーマット」は手動のエアーポンプが付いて、4,500円(税抜き)。サイズはフリーサイズで男女兼用。カラーは青。9月26日(金)より発売する。

キングジムのニュースリリース
http://www.kingjim.co.jp/news/release/