2014年8月期の投資用不動産市場動向データが発表
不動産投資サイト「楽待」を運営する株式会社ファーストロジックは、2014年度8月期分投資用不動産の市場動向データの調査結果を発表した。
この調査は、全国の、「楽待」に新しく掲載された物件、問合せのあった物件が対象となり、2014年8月1日から31日までの期間が調査された。
(この画像はニュースリリースより)
投資用一等アパートの表面利回りが前月比で上昇
投資用一等アパートの新規登録数は、3,531件。全掲載数は13,812件となった。
新規に掲載された一等アパートの表面利回りは、9.98%。前月比で0.09ポイント上昇している。また、問合せ物件も同様に上昇。11.93%と、0.12ポイントの上昇となった。
一方で、新規に掲載された一等アパートの物価価格は、6,206万円となり、580万円下落。問合せ物件の物価価格も、5,382万円となり、同様に、4万円のわずかな下落となった。
一等アパートの築年数は、新規掲載物件で23年11ヶ月。前月比で14ヶ月の上昇を見せている。また、問合せ物件は24年1ヶ月で、こちらは3ヶ月の下落となった。
投資用一等マンションの表面利回りが前月比で下落
次に、投資用一等マンションの新規登録数は、1,026件。全掲載数は4,429件。
新規に掲載された一等マンションの表面利回りは、8.85%で、0.08ポイントの下落。また、問合せ物件の表面利回りは、10.32%で、こちらも同様に0.1ポイントの下落となった。
一方、新規に掲載された一等マンションの物価価格は、18,978万円となり、639万円の上昇。問合せ物件に関しても、物価価格は16,729万円と、765万円の上昇を見せた。
一等マンションの築年数は、新規掲載物件で26年5ヶ月。前月比で1ヶ月の下落。また、問合せ物件は24年4ヶ月で、11ヶ月の下落となった。
投資用一等マンションに関しては、物価価格が上昇。不動産投資に加熱がかかっているようだ。
投資用区分マンションの表面利回りが前月比で下落
最後に、投資用区分マンションの調査結果。新規登録数は3,676件で、全掲載数は19,054件となった。
投資用区分マンションの新規掲載物件の表面利回りは、8.77%で、0.24ポイントの下落。同様に、問合せ物件の表面利回りも、11.10%となり、0.22ポイント下落した。
投資用区分マンションの物価価格は、新規掲載物件で1,240万円となり、7万円のわずかな下落を見せた。また、問合せ物件も1,005万円となり、11万円のわずかな下落。
築年数は、新規掲載物件で22年6ヶ月となり、こちらも7ヶ月の下落。さらに、問合せ物件も24年6ヶ月で、9ヶ月の下落を見せた。
投資用区分マンションに関しては、全体的に下落傾向を見せる結果となった。

株式会社ファーストロジックによるニュースリリース
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