晴れの地域が減少し、天候悪化地域が増加
株式会社東京カンテイは、7月度中古マンション価格天気図を発表した。調査対象は全国47都道府県のファミリータイプの中古マンション。これを70平方メートルに換算した平均価格、前月からの変動率、13ヶ月移動平均の変動率を基準に、天気マークを適用する。
(画像はプレスリリースより)
7月の中古マンション天気は、地方圏ほど悪化が顕著となり、価格の下落傾向が続いている。晴れの地域が12から7地域へと激減し、小雨は6から10地域へと増加した。また、薄日は12から15地域へと増加した。これは、晴れから薄日へ悪化した地域が多かったことが要因である。
前月よりも天候が悪化した地域は10から14へと拡大し、横ばいが33から28地域、改善した地域は4から5地域にとどまった。消費税増税後、継続して天候は悪化傾向である。
三大都市圏、70平方メートル換算の価格推移
首都圏全体では2,825万円(前月比マイナス0.2%)であった。そのうちプラスだったのが東京都(3,786万円、前月比プラス0.1%)と埼玉県(1,861万円、同プラス0.6%)であった。
近畿圏全体は1,813万円(前月比プラス0.4%)となった。前月比マイナスだったのは滋賀県(同マイナス0.7%)だけであり、大阪府(1,846万円、同プラス0.1%)や京都府(2,281万円、同プラス1.0%)などプラスを維持している。
中部圏は愛知県の下落が響き、1,453万円(前月比マイナス1.0%)となった。岐阜県(1,191万円、同プラス2.8%)や静岡県(1,184万円、同プラス0.4%)はプラスであったが、影響力のある愛知県が同マイナス1.4%と下落した。

東京カンテイ 7月度中古マンション価格天気図
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/WR201407.pdf