「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2014年8月」を発表
8月28日、株式会社タスが「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2014年8月」を発表した。
タスは、不動産評価Webサイト「TAS-MAP」を運営する会社。
同統計では、「20平方メートル未満の賃貸住宅(東京23区)」および「2014年6月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率、募集期間、更新確率、中途解約確率、賃料指数)」を掲載している。
なお、データはアットホーム株式会社から提供を受けている。
20平方メートル未満は空室率、更新率共に低い
東京23区では、20平方メートル以上の賃貸住宅の更新確率が45%程度であるのに対し、20平方メートル未満の賃貸住宅の更新確率は約35%。飛びぬけて低い結果となった。
空室率も20平方メートル未満の物件の空室率は15%を超えるなど、高い値となっている。
これは、平方メートル当たり単価に換算すると20㎡未満の賃貸住宅は割高になりやすいこと、東京23区では20㎡未満の賃貸住宅の約9割は築10年以上であることなどが影響していると考えられる。
6月期、東京の賃貸の競争力は二極化
東京23区では、賃貸の募集期間は短縮傾向にある一方、供給増加の影響で空室率は上昇しており、競争力のあるものとないもので二極化が進んでいると考えられる。

株式会社タス 賃貸住宅市場レポート
http://www.tas-japan.com/