スマートマンションとして評価
三井不動産レジデンシャル株式会社は、HEMS(ホームエネルギーマネージメントシステム)の課題と省エネ行動を促進する商品開発に備え、同社分譲マンション「パークタワー西新宿エムズポート」の居住者にHEMS利用状況のアンケート調査を実施した。
(画像はプレスリリースより)
HEMSは各住戸の電気消費量が見え、家電制御などの機能がついたエネルギー有効活用の管理システム。経済産業省では「スマートマンション導入加速化推進事業」を設けエコロジーライフをマンションにも求めている。
居住者の調査結果と概要
まずHEMSという用語の認識度は64%、部屋別、家電別の電力見える化機能の認知度は81%。インターホンによる節電協力メッセージの認知度83%、エアコン遠隔操作機能は33%となった。
今後この機能に対する期待には、「お得な電気料金」、「水道やガスも含めたエネルギー消費の見える化」などが求められている。
節電でポイント、特典がつくなどエネルギー消費者の意識向上に貢献し、HEMSが便利であることを裏付ける反面、目に見えない部分、特にエアコン遠隔操作などの機能が分かりにくい点、入居後のサポートがなされず有効利用できないなど、課題も浮き彫りにされている。今後もスマートマンション化の促進に向け、新物件で改善、開発していく予定。

三井不動産レジデンシャル株式会社のプレスリリース(News2u.net)
http://www.mfr.co.jp/company/information/2014/pdf/0812_01.pdf