2014年4月~6月期 首都圏不動産投資用物件市場動向レポート
健美家株式会社が運営する不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」では、首都圏の不動産投資用物件と購入検討者の意欲を把握するため、登録された物件とメールで問い合わせのあった物件の市場動向を定期的に調査している。2014年2014年4月-6月期のレポートがまとまったため、公表した。
調査要綱
調査対象は2014年4月-6月に健美家に登録された首都圏の不動産投資用物件。種別は区分マンション、一棟アパート、一棟マンション、一棟ビルの4つ。
調査項目は、物件数、投資利回り(表面利回り)、物件価格、完成後年数で、四半期別に集計している。
調査結果概要
<区分マンション>
登録物件価格は前年同時期比で増加、25%上昇した。登録物件数が大幅に増加し、今期は7,826件(前年同時期比131%)となった。登録投資利回りは低利回り化がさらに進行し、8%前半になった。過去2年で利回りは2%以上下落、2005年統計開始以来最低となった。
<一棟アパート>
登録物件価格は前年同時期比で7%上昇した。登録投資利回りは10%を切り、2008年7-9月期以来、最低水準となっている。問い合わせ物件については、価格、投資利回り共に前年同時期比では大きな変動は見られなかった。
<一棟マンション>
登録物件価格は前年同時期比で12.7%上昇。登録投資利回りは8%まで下落し、7%台が目前となっている。2007年1-3月期以来最低水準である。問い合わせ投資利回りは2012年7-9月の11.41%をピークに下落傾向が継続し、9%台になった。
<一棟ビル>
登録物件価格は前年同時期比で5.3%下落。2012年10-12月期をピークに下落傾向が続いている。登録投資利回りは若干の下落はあるものの、過去2年間安定している。

健美家株式会社 プレスリリース
http://www.kenbiya.co.jp/news/pre2014-07-03.pdf健美家株式会社
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