都市再生の検討会を設置
国土交通省は7月7日、有識者からなる『住宅団地の再生のあり方に関する検討会』を設置し、1回目の検討会を7月22日に開催すると発表した。
(画像は国土交通省HPより)
老朽化が進む住宅団地の改修や建て替えなどの都市再生の検討を行う。
団地も居住者も高齢化の時代
都市部を中心として、高度成長期に建設された大規模集合住宅などは老朽化が進み、改修や建て替えを迫られている。それに加え、人口の減少加速による空き家の増加や住民の高齢化が問題となっている。
しかし、住宅団地においては土地が共有財産になっている場合が多い。集合団地の建て替えにおいては分譲マンションや賃貸住宅、社宅などが混在しているケースも多く、居住者の全員合意を得ることは困難だ。また、複数棟の団地の場合、日照や容積などの問題が生じ、調整には困難を伴う。
検討会メンバーには大学教授や民間企業も
今回、発足した『検討会』には工学系の大学教授や弁護士、都市再開発に実績をもつ民間企業に加え、地方自治体や都市再生や建築研究の独立法人などが名を連ねる。
検討会では団地の再生に関わる現行制度と現状の課題、建て替えや改修の事例分析、再生促進の施策検討などが行われる。

国土交通省 検討会設置について(pdf)
http://www.mlit.go.jp/common/001047053.pdf国土交通省
http://www.mlit.go.jp/