相続事例分析結果を公表
相続専門の税理士法人レガシィでは、現在まで手掛けてきた相続税の累計申告等(2014年5月末現在 3,800件超)のデータベースの分析を毎年行っているが、直近4年間(2010年、2011年、2012年、2013年)での相続事例に絞ったデータの分析がこのほど完了したと発表した。
(画像はプレスリリースより)
全体と資産家との比較
この分析結果のひとつとして、全体と資産家(課税価格5億円以上)での相続の実態について比較したものを公表した。
これによると、被相続人平均年齢は全体の平均が82歳、5億円以上の資産家で83歳と、資産規模による変わりはなかった。相続人の数では全体よりも資産家の方が若干多く、その理由としては養子の割合も影響していると考えられる。
資産家の配偶者のほうが多くの財産を相続したことが明らかとなった。これは相続財産に対する配偶者の取得割合については、全体の53%に対して資産家だけで見ると72%と高い割合にあることで示された。
本家相続の割合も資産家のほうが高くなっている。遺言書有りの割合については、全体で10%、資産家でもわずか18%と、意外に少ないのが現状だ。
物納の件数割合は全体が2%に対して、資産家だけで見ると12%と高くなっている。土地売却による納税割合、つまり相続税の財源のうち土地売却による割合については、全体が5%に対して資産家が23%と大きな差があった。資産家の相続人でも現金で納税するのが厳しい状況がうかがえる。
相続専門の税理士法人
税理士法人レガシィは、相続専門の税理士法人であり、50年間で相続税申告等の実績3,800件超(2014年5月末現在)、相談件数14,000件超と業界でも圧倒的な件数を誇り、その取り組みは他の税理士法人からも注目されている。
税理士法人レガシィ
http://legacy.ne.jp/PRTIMESプレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000009990.html