産学連携で研究、開発
株式会社ヤマダ・エスバイエルホームとバイオニクス株式会社、学校法人片柳学園は、血流認証技術を活用した業界初となる次世代住宅制御システムを、産学連携で研究、開発することに合意した。
(画像はニュースリリースより)
バイオニクスの血流認証技術について
血流認証技術とは、生体認証技術の中でも偽造が困難で読み取り装置の小型化も可能な「静脈」を個人の識別に活用する技術のこと。
バイオニクスの血流認証は、近赤外線LED(発光ダイオード)を使用し指の中を走る血管画像を撮像、独自の認証アルゴリズムを用いて個人認証を行うシステムで、すでに分譲マンションの入退室管理等で約1,000戸の実績を持つ。
安心と暮らしやすさを実現
今回3者が合意したのは、この血流認証技術と住宅制御システムを融合させた次世代システムの共同研究および開発。システムの愛称は「Fin‐Key<フィンキー>(Finger Key System)」だ。
鍵を持たずに入退室が可能となるキーレスエントリーシステムや、血流認証技術とセキュリティシステムとの連携により、より安全で快適な居住空間を実現する。
また、一人で帰宅した子供に家族の声でメッセージを流したり、家族の携帯電話に子供が帰宅したことを知らせるメッセージを送信したりすることも可能となるとのこと。
さらに、ガス器具等の操作を制限したり、留守番電話の自動設定とセキュリティの設定・解除を行ったりするなど家電との制御システムも共同開発していく。

株式会社ヤマダ・エスバイエルホームのニュースリリース
http://www.sxl.co.jp/corporate/news/pdf/