首都圏中古マンション価格は8ヶ月振りに下落
住友不動産販売株式会社は「首都圏・近畿圏新築中古マンション市場動向(2014年3月)」を発表した。発表された資料によると、2014年3月の首都圏中古マンション価格(70平米あたり)は8ヶ月振りに下落し、前年比1.2%減の2,861万円となった。
都・県別では、東京都が前月比0.4%減の3,773万円、神奈川県が前月比2.0%減の2,458万円、埼玉県が1.8%減の1,855万円、千葉県が前月比0.8%増の1,861万円となり、千葉県以外は下落した。
前年同月比は首都圏平均も含め、全ての都・県で上昇しており、特に東京都は首都圏・近畿圏の中では前年同月比4.0%と一番高い上昇率を示している。
近畿圏平均は前月比1.8%減の1,819万円、府・県別では大阪府が前月比2.8%減の1,853万円、兵庫県が前月比2.7%減の1,766万円という状況で、大阪府・兵庫県ともに下落する結果となった。
中部圏については、中部圏平均が前月比3.3%減の1,503万円、愛知県は前月比2.9%減の1,552万円となったが、前年同月比では、中部圏平均、愛知県ともに上昇している。
その他地方圏については、北海道平均が、前月比1.1%増、前年同月比13.4%増の1,245万円、札幌市が前月比1.2%増、前年同月比12.8%増の1,288万円となり、ともに2ヶ月連続で上昇、前年同月からの上昇率も高い。岡山県も前月比0.5%増、前年同月比16.5%の1,541万円で、前年同月からの上昇率が高い。
新築マンション新規販売戸数、東京都のシェアが48.5%
発表された首都圏・近畿圏における新築マンション市場動向資料によると、2014年3月の首都圏新築マンション新規販売戸数は前月比75.1%増、前年同月比9.7%減の4,641戸となった。
地域別販売戸数は東京都区部が1,769戸(全体比38.1%)、都下が481戸(同10.4%)、神奈川県が1,382戸(29.8%)、埼玉県が587戸(同12.6%)、千葉県422戸(同9.1%)で、東京都が48.5%を占めている。なお、月間契約率(新規発売戸数に対する契約戸数)は前月比0.8ポイントダウン、前年同月比2.3ポイントダウンの79.8%だ。
近畿圏新築マンション新規販売戸数は前月比10.8%増、前年同月比27.1%減の1,848戸となった。地域別では、大阪市部が467戸(全体比25.3%)、大阪府下が531戸(同28.7%)、神戸市部が57戸(同3.1%)、兵庫県下が325戸(同17.6%)、京都市部が119戸(同6.4%)、京都府下が71戸(同3.8%)、奈良県が174戸(同9.4%)、滋賀県が9戸(同0.5%)、和歌山県が95戸(同5.1%)となり、大阪府が近畿圏全体の54.0%を占めている。
月間契約率は前月比0.4ポイントアップ、前年同月比5.8ポイントダウンの77.8%となった。

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