5ヶ月ぶりの引き上げへ
三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、三井住友信託銀行の大手5行の2015年3月適用分の住宅ローン金利が出そろい、うち4行が金利を引き上げることがわかった。金利の引き上げは5ヶ月ぶりとなる。
10年固定型住宅ローン金利
契約者が多く主力となる10年固定型住宅ローンの金利は、最も優遇したタイプで三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行は2015年2月の年1.1%から年1.2%、りそな銀行は年1.15%から年1.2%、みずほ銀行は年1.1%から年1.15%にそれぞれ引き上げる。三井住友信託銀行は2月に適用した金利0.85%を据え置く。
金利引き上げの背景
2月の10年固定型住宅ローンの金利は資金調達の目安となる長期金利が過去最低の水準をつけたことから、各行とも過去最低となっていた。しかし、長期金利の指標となる10年物国債利回りが1月につけた過去最低の0.195%から今月に入って一時0.45%まで上昇し、全般的にやや高めに推移していることを反映して金利を引き上げる動きとなった。
今後の見通し
アベノミクス政策により日銀の大規模な金融緩和は今後も続くと予想されている。このため長期金利は低い水準で推移していくとみられており、今回各行の金利引き上げ幅も小さくなっている。短期金利に連動する変動型住宅ローンの3月適用の金利は5行とも据え置きとなっている。

三菱東京UFJ銀行
http://www.bk.mufg.jp/三井住友銀行
http://www.smbc.co.jp/みずほ銀行
http://www.mizuhobank.co.jp/りそな銀行
http://www.resona-gr.co.jp/resonabank/三井住友信託銀行
http://www.smtb.jp/