売主企業と管理組合が協働で開催
三菱地所レジデンス株式会社と三菱地所コミュニティ株式会社では、2015年3月1日にマンション管理組合との協働で、消防、避難訓練にとどまらない実践的な防災訓練を実施した。
実施場所は千葉県習志野市の大規模マンション「ザ・パークハウス津田沼奏の杜」。
三菱地所レジデンスでは、「ザ・パークハウス」の各物件の管理組合に「防災計画提案書」を提供しており、同提案書をもとに各管理組合での「防災計画書」の作成を提案している。
今回の訓練では、約340戸の居住者が「防災計画書」に従った安否確認フローを体験した。
また、三菱地所レジデンスの社員有志によるボランティア組織「三菱地所グループの防災倶楽部」が中心となり、「マンホールトイレ組立訓練」「被災生活ワークショップ」「防災セミナー」を実施。実際の被災生活により近い訓練となった。
居住者同士で共通認識をもち、居住者が自ら行動するために
当日の訓練には、ワークショップ、セミナーなど、充実した内容のプログラムが盛り込まれた。
「安否確認訓練」では、「防災計画書」に従った安否確認フローを実行。安否シートを住戸の扉に貼り、防災担当者が各戸の安否表示を確認、災害対策本部で集計を行った。
「マンホールトイレ組立訓練」では、マンホールトイレを実際に居住者が組み立て、敷地内のどのマンホールがトイレ使用に適しているか、実際に開口して確認を行った。
「被災ワークショップ」では、東日本大震災の被災生活を教訓に作成された「そなえるカルタ」を使い、災害発生時の困りごとへの対応や判断すべきことなど、管理組合での意思統一と、自ら行動することの大切さを学んだ。
また、防災、防犯を専門に研究する国崎信江氏を講師に迎え、「家族を守るための防災」と題したセミナーも行われた。
三菱地所コミュニティと三菱地所レジデンスでは、今後もマンション入居者を対象とした防災訓練や防災フェアを開催し、実効性の高い訓練と防災意識向上に役立つ情報提供を行っていく方針だ。
(画像はニュースリリースより)

三菱地所グループ ニュースリリース
http://www.mec-r.com/news/2015_0303.pdf