新築マンション発売戸数は前年同月比8.1%減
不動産経済研究所は16日、2015年1月のマンション市場動向調査を発表した。それによると首都圏の新築マンション発売戸数は前年同月比8.1%減の1679戸となり、2カ月ぶりに前年を下回った。2月の発売戸数は13%増の3000戸を見込んでいる。
地域別発売戸数
地域別データは東京都区部674戸、都下274戸、神奈川432戸、埼玉113戸、千葉186戸となり、東京だけで56.5%のシェアとなった。
契約戸数は上向き
契約戸数は1258戸で月間契約率は74.9%となり、前年同月比では3.7ポイントダウンしたものの、2カ月ぶりで好調ライン70%を上回った。地域別契約率は東京都区部73.7%、都下73.7%、神奈川県79.2%、埼玉県67.3%、千葉県75.8%であった。
平均価格と単価
1戸当たりの平均価格は4,455万円、1平方メートル当たりの単価は63.9万円。2014年12月の平均価格と単価は、それぞれ5,022万円、71万円で、前月比総額で567万円(11.3%)、単価は7.1万円(10.0%)下落した。2014年1月は平均価格4,637万円、1平方メートル当たり単価66万円で、前年同月比総額では182万円(3.9%)、単価は2.1万円(3.2%)のダウン。
近畿圏の動向
同時に発表された2014年1月の近畿圏(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県の2府4県)の新築マンション発売戸数は84.8%増の1314戸、契約戸数は932戸で、月間契約率は5.8ポイント上昇の70.9%だった。

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