「ライオンズパッシブデザイン」が新築全物件に標準採用
株式会社大京では、日本大学と共同開発した、太陽光や風などの自然エネルギーを利用した建築方法「パッシブデザイン」を、2009年にザ・ライオンズたまプラーザ美しが丘で採用。その後も実証・検証を続けていた。
そして大京は、この度、その「パッシブデザイン」に自社基準となる「ライオンズパッシブデザイン」を設定。2015年4月以降に新規着工するライオンズマンション全物件にて、「ライオンズパッシブデザイン」を標準採用することを決定した。
大京のこれまでの取り組み
大京はこれまで、ライオンズマンションにおいて、安全、安心、快適などの基本品質をものづくりの約束事として取り組んできた。
そんな大京では、業界に先駆けて、自然エネルギーを利用して室内環境を快適にする「パッシブデザイン」を建築計画に取り入れ、「地球にやさしい住まいづくり」を実行。省エネルギー性能向上や環境問題に向き合ってきた。
具体的におこなったのは、換気機能付き玄関ドア、自然換気ストッパー付きサッシ、グリーンカーテン用フック、通気ルーパー付き扉の導入など。
大京は、これらを「ライオンズパッシブデザイン」として、温熱環境解析ソフトによる検証を実施。その結果、夏季のエアコン代が約3割削減したほか、7月の室温が約4.9度低下、換気量は約4倍に増加などの効果が得られることとなった。
大京の「ライオンズパッシブデザイン」
大京の「ライオンズパッシブデザイン」は、日本の住宅における古くからの思想、「自然の風などを利用し、四季を通して快適な住まい」を目指して考案されたもの。
その設備は、(1)グリーンカーテン用フック、(2)換気ストッパー付きサッシ、(3)大型給気口、(4)エコガラス、(5)通気ルーパー付き扉、(6)換気機能付き玄関ドアの6設備。
また、それに加えて住宅性能評価は、省エネルギー対策等級4が基準とされている。
大京は今回、この「ライオンズパッシブデザイン」を、ライオンズマンション新築全物件に標準採用することを決定。さらに大京は、それに併せて、これまでマンション共用部へ採用してきたLED照明を、専用部へ標準採用することにした。
今後は、蛍光灯からLED照明への変更により、電気使用量削減や電球交換のメンテナンスコスト削減などの省エネ効果が期待されることになる。
(画像はニュースリリースより)

株式会社大京によるニュースリリース
http://www.daikyo.co.jp/dev/files/20150216.pdf