2009年以降は変動金利型に人気が集中
SBIモーゲージとオールアバウトは共同で「
住宅ローンの借り換えに関する調査」を実施し、1月29日、その結果を発表した。
この調査は2001年~2012年にローンを組んで住宅を購入した、東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県に住む30代~50代の男女671名を対象に行われた。
調査で住宅ローンの種類を尋ねたところ、2001年~2004年に住宅ローンを組んだ人は「全期間固定金利型」が多く、2009年~2012年に住宅ローンを組んだ人は「
変動金利型」を多く選んでいることがわかった。
借入先ではもっとも多かったのは、「都市銀行」。次に多かったのが地方銀行だった。ただし2001年~2002年と、2011年~2012年の期間のみ「住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)」を利用している人が2番目に多くなっている。
また住宅ローンを借り換えた経験がある人が、半数以下であることも明らかになった。特に2005年以降は借り換えが減っており73%以上、2009年以降になると86%以上の人がローンの借り換えを行ってないと回答している。
住宅ローン返済中なのに、フラット35金利に無関心
先日、住宅金融支援機構の長期固定型の住宅ローン「
フラット35」が6か月連続で史上最低金利を更新していると発表したが、住宅ローン利用者では、この状況を知っている人はわずか2割。「フラット35」の存在自体を知らない人も、1割程度存在した。
調査結果についてファイナンシャル・プランナーの花輪陽子氏は、2009年以降「変動金利型」を選ぶ人が増えていることは金利動向に敏感であると評価する一方で、借りた後は「フラット35」の金利認知度が低いことなどからみて、住宅ローンに関する関心が著しく低下する傾向にあると分析している。
住宅ローンの返済が習慣化すると、金融商品である「ローン」を返済をしているという意識が薄まるのではないかと指摘しており、
金利が大きく下がっている今こそ借り換えのチャンス
(プレスリリースより引用)
とアドバイスしている。

SBIモーゲージ株式会社、株式会社オールアバウトのプレスリリース
http://www.sbim.jp/corporate/pressrelease/2015/pre150129.html