首都圏の中古マンション価格、好調に推移
日本不動産研究所は1月27日、2014年11月の「
不動研住宅価格指数」を公表した。
これによると中古マンションの価格指数は、首都圏全体を見ると前月比1.08%上昇の83.91ポイント。3か月連続で中古マンションの価格が上昇している。
地域別でみると東京都が前月比0.91%上昇の91.00ポイントで、3か月連続の上昇。神奈川県は前月比1.55%上昇の81.32ポイント、千葉県は前月比0.71%上昇の65.39ポイントで、いずれも2か月連続で上昇した。埼玉県は前月の2.09%ダウンから1.50%上昇に転じ、68.17ポイントとなった。
「東証住宅価格指数」から「不動研住宅価格指数」へ
「不動研住宅価格指数」は東日本不動産流通機構が提供する、首都圏における中古マンションの成約価格情報を活用し、同一物件の価格変化を元に算出した指数である。
これまでは東京証券取引所が「東証住宅価格指数」として公表してきたが、今年1月から日本不動産研究所が受け継ぎ、「不動研住宅価格指数」として、毎月最終火曜日に日本不動産研究所のホームページにて公表する。
今後、海外からの投資が増大すると予測される中古マンション流通市場において「不動研住宅価格指数」は、既存マンションの価格動向を示す国際的な指標として、市場の活性化と健全化に貢献すると期待される。
(画像は、日本不動産研究所の発表資料より)

不動研住宅価格指数(試験算出) 一般財団法人 日本不動産研究所
http://www.reinet.or.jp/?page_id=14347