取り扱い開始以来の最低金利
住宅金融支援機構は5日、「フラット35」の1月の適用金利を発表した。
これによると、返済期間が21年以上35年以下の場合、一番低い金利で1.470%となっている。(ただし、取扱金融機関により~2.120%と幅がある。)
また、返済期間20年以下の場合は、一番低い金利で1.200%となっている。
下落傾向が続く
住宅金融支援機構発表の資料によると、フラット35の最低借入金利は、平成25年6月に前月の1.810%から2.030%へと跳ね上がり、翌月2.050%と上昇して以来下落傾向にある。
平成27年1月の1.470%は前月の1.560%から0.090ポイントの下落となっており、6ヶ月連続での最低金利の更新となる。
利用時の条件によって異なる金利
フラット35は、利用するときの条件によって金利が異なるため、注意が必要だ。
具体的には、借入期間(20年以下、または21年以上)、融資率(9割以下、または9割超)によって適用される金利が変わってくる。
融資率とは、建設費、購入価格に対してフラット35の借入額の占める割合を指す。このとき、融資率が9割を超えていても、「借り換えのため」、「中古住宅特例融資を利用する場合で借入額が中古住宅購入価額とリフォーム工事額の9割以下であるとき」といった条件によっては、融資率が9割以下の金利が適用される。
また、借入金利と融資手数料は金融機関ごとに異なるため、利用時にはよく調べることが大切となる。

住宅金融支援機構ホームページ
http://www.flat35.com/kinri/index.php/rates/top