産学連携でリノベーションプロジェクト
Y-GSA(横浜国立大学大学院 建築都市スクール)と、株式会社NENGO及びリスト株式会社は、昨今の空き家/空室問題に対し、リノベーションで地域を活性化させていく取り組みを共同で始動することになった。3者のリソースを生かした相乗効果を生み出し成果につなげていく。
住民間、地域間の交流を
今回のプロジェクトでは神奈川県横浜市の2つの集合賃貸住宅のリノベーションを手掛ける。
一件は入居者を広く一般に募り、多様なバックグラウンド、文化を持つ人々を収集。プロジェクトメンバーで面接を行い、住民間での一定の志向の合致を検討し、つながりや助け合い、防災防犯を促す。
もう一件は、周辺地域の相互活性化を志向し、商店街との連携を設け、「外から活動が見える」ように窓際にパブリックスペースを設けるリノベーションを予定している。
土地の魅力・土地の価値を
平成25年、全国での空き家率は13.5%、その中で神奈川県の空き家率は10.6%と過去最高の数値。賃貸住宅の空室も同様の傾向を示しており、社会的な課題解決としてプロジェクトを発足した。リノベーションという手法を通じて、物件の魅力を引き出して地域の活性化、土地の価値を向上させていく。
今後は同地域内、隣接他地域での3者協働のもと、他の物件においても適用を検討している。
(画像はプレスリリースより)

リスト株式会社のプレスリリース(PRTIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000011000.html