三大都市圏、上昇トレンド維持!!
株式会社東京カンテイは4月14日に、3月の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」を発表した。この統計は、東京カンテイのデータベースに登録された分譲マンションが対象であり、ファミリータイプのマンションのみを扱っている。
(画像は、東京カンテイのプレスリリースより)
3月の首都圏分譲マンション賃料は、前月比プラス1.5%と二ヶ月ぶりに上昇し、2011年4月以来の2,600円台(平米あたり)を突破した。特に、東京と埼玉では築年数が若返ったことによる上昇が大きく貢献した。
近畿圏では、前月比プラス0.2%と上昇傾向を維持し、なおかつ最高値の更新が続いている。大阪府では、前年比マイナス0.7%と弱含んでいるものの、依然として高い水準を維持している。
中部圏では、前月比プラス0.3%と五ヶ月連続の上昇となっている。特に愛知県名古屋市の賃料が上昇を続けており、1,600円台を突破した2月から上昇トレンドを維持している。
新築物件の登場が、賃料アップに貢献!!
主要都市別で詳しく見ていくと、東京23区で前月比プラス1.3%と五ヶ月連続の上昇となった。これは23区全域で築浅物件の事例数が増加していることが要因として挙げられる。特に港区では今年竣工の新築物件が多数発生している。
さいたま市でも同様の理由から、平均築年数が20.3年から19.4年へと若返ることで、前年比プラス1.4%となった。その他、横浜市がプラス1.1%、千葉市がプラス1.2%など1%超えの上昇率を記録している。
近畿圏では、大阪市が前月比マイナス0.9%となったが、2013年4月以降からの上昇トレンドが12ヶ月続いていたことを考慮する必要があるだろう。神戸市はプラス0.5%と三ヶ月連続で上昇している。

東京カンテイ プレスリリース
http://www.kantei.ne.jp/release/