三井住友銀行の新しい提携ローン
株式会社三井住友銀行は、株式会社共立メンテナンスと提携し、学生寮、社員寮、ワンルームマンションを融資対象とする提携ローンの取扱いを開始した。
この商品は、平成25年5月30日にニュースリリースした「介護施設提携ローン」と同様に、ストラクチャードファイナンスのノウハウを活用した提携ローンであり、対象施設に対する融資の推進を狙いとする。
特長としては、土地の有効活用を希望するオーナー、共立メンテナンス、三井住友銀行の三者が、対象施設の建設、運営、建設資金の融資などの役割をそれぞれ分担して、協力する点である。
具体的には、三井住友銀行からの借入によりオーナーが建設した対象施設を、共立メンテナンスが一括して賃借した上で、対象施設におけるサービスを提供するというものであり、三井住友銀行は本商品により、市場への対象施設の新規供給をサポートするという。
商品概要
個人または個人の資産会社で、一定の条件を満たす人が利用できる。借入資金の使い道は提携企業が管理受託する対象施設の建設資金などであり、リフォームやリノベートなどの建設改修資金も含まれている。
借入金額は必要資金額の範囲内とする。借入金利は三井住友銀行のアパートローンの金利から条件に応じ、引き下げた金利となる。借入期間は最長30年である。返済方法は元利均等返済(元金据置期間あり)である。
その他留意点としては、家賃の受け取りの専用預金口座や建物の大規模修繕に備えた修繕金の積立専用預金口座を三井住友銀行に開設することや、建設する建物やその底地などの不動産、開設する専用預金口座ほかを融資の担保とすることである。そして、原則として将来事業を承継する予定の人の保証が必要となる。
この商品に関しては、内容が複雑な商品であるために、三井住友銀行の専門の職員が個別に詳細な説明をする。

株式会社共立メンテナンスとの提携ロ-ンの新規取扱い開始について(日本経済新聞ニュースリリースより)
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=349563&lindID=3共立メンテナンス、三井住友銀行との提携ローン開始(ニュースリリースより)
http://www.kyoritsugroup.co.jp/ir/press/pdf/2013/131115.pdf株式会社三井住友銀行
http://www.smbc.co.jp/株式会社共立メンテナンス
http://www.kyoritsugroup.co.jp/