まちのシンボルである「団地」の外観を一新
大阪府住宅供給公社は、2018年7月30日、同社運営の3団地において環境色彩調査・提案業務の企画提案競技の参加者募集を開始したと発表した。
この募集は、堺市南区の槇塚台団地と晴美台D団地、同市西区の諏訪の森団地にて行われるもの。外壁の色彩提案を民間事業者から広く求め、まちのシンボルである「団地」の外観を一新するとしている。
時代に合わせた再構築を計画的に実施
大阪府住宅供給公社は、賃貸住宅の管理事業や宅地管理事業、また府営住宅の指定管理業務などを手がける公社。同社はこれまでも、団地での生活を豊かにすべく、室内のリノベーションなどを実施。2014年度からは、建物外の生活空間についても時代に合わせた再構築を計画的に行っている。
今回開始された環境色彩調査・提案業務の企画提案競技の参加者募集は、団地のイメージアップを図ると共に、地域の街なみと調和した景観を維持・増進するために行われるもの。企画提案競技では、対象団地および周辺の色彩環境調査結果分析と、外壁・共用部の色彩提案、そしてサインの計画の提案が求められる。
「丸団」という愛称で地域住民から親しまれている
今回募集が開始された3団地のうち、槇塚台団地と晴美台D団地はいわゆる「泉北ニュータウン」に立地し、地元におけるシンボル的建物として認知されている。廊下の手すり壁の形が特徴的で丸いことから、「丸団」という愛称で地域住民から親しまれているという。
この募集について大阪府住宅供給公社は今後、8月14日に提出書類受付期間を終了し、8月23日に候補者選定を行うとしている。
(画像はプレスリリースより)
泉北ニュータウンの2団地など 色彩デザインの企画提案競技参加者を募集開始 - 大阪府住宅供給公社
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