民泊新法施行に合わせた調査
アクトインディ株式会社は、子どもを持つ全国の保護者を対象とした民泊利用実態に関するアンケート調査を実施し、その結果概要を2018年5月24日に発表した。
同社は、情報サイト『いこーよ』の運営を手がける企業。同調査は、6月15日の「住宅宿泊事業法(民泊新法)」施行に合わせたものであり、『いこーよ』上にて実施されている。
「大人数で宿泊できるから」
調査ではまず、ストレートに「家族旅行で民泊を利用したことがありますか」と訊ねている。結果は、全体の約2割が「民泊を利用したことがある」と回答した。利用した理由を訊ねると、約8割が「価格が安いから」と回答。また、「大人数で宿泊できるから」という回答も多く寄せられている。
家族旅行で民泊経験があると回答した人に、国内利用か海外利用かを訊ねると、94%が「国内」と回答。「海外」利用は12%に留まった。民泊宿泊に際して利用したサイトについては、「Airbnb」が19%で最多。次点には「Booking.com」が13%でつけているが、一方で「不明」という回答も48%を占めている。
「子育て家族だからこそ民泊が適している」
アクトインディは今回の調査結果より、民泊は、インバウンド客のみならず子育て層も高い関心を持つことが明らかになったと分析。子育て層のニーズを汲み取ったサービス提供ができるかどうかで、今後の民泊市場の「景色」は大きく変わる可能性があるとまとめている。
同社は民泊関係者に向けて、民泊だからこそできる「体験の提供」をハード面・ソフト面で工夫することを提案。「子連れで利用できるかどうかの情報提供」「子育て家族だからこそ民泊が適している」といった発信の検討も、提案している。
(画像はプレスリリースより)

“民泊新法”施行直前緊急アンケート 子育て層の民泊利用実態調査 - アクトインディ株式会社
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