満60歳以上の人のための住宅融資保険付きリバースモーゲージ型住宅ローン
2018年5月18日、独立行政法人住宅金融支援機構は、今般、住宅融資保険を活用したリバースモーゲージ型住宅ローン(リ・バース60、以下、同ローン)の利用実績等を公表することとしたと発表した。
超高齢社会となった日本では、「住宅をバリアフリー化したい」「子供が独立し、住宅を減築したい」「買い物などに便利な街中に住み替えたい」など、高齢者の住まいに関するニーズが多様化してきており、同ローンの取扱金融機関数及び利用実績が増加してきていることを踏まえ、利用実績及び利用実態を公表することにしたとのこと。
「リ・バース60」の概要と利用実績
同ローンは、住宅融資保険を活用した金融機関による住宅ローンで、満60歳以上の顧客が利用可能であり、毎月の支払は利息のみで、元金は、借主が死亡した時に、担保物件(住宅及び敷地)の売却などにより一括して返済する。
同ローンの利用実績において、申込者の平均年齢は72歳、平均年収は330万円であり、申込者の属性は、年金受給者が60%で最も多く、会社員19%・個人経営6%・会社役員6%と続いており、資金使途は、新築マンション購入40%・新築戸建建設31%・戸建てリフォーム13%借換え8%の順になっている。
また、資金計画の平均額は、所要額が3,391万円、融資額が1,691万円、毎月返済額が3.5万円である。
さらに、利用地域の割合は、神奈川県16%・千葉県12%で、東京都と兵庫県が8%、静岡県と愛知県が6%、外となっている。
(画像はプレスリリースより)
住宅金融支援機構 プレスリリース
https://www.jhf.go.jp/files/400346450.pdf