築年別の流通量と間取り別の平均価格
2018年5月17日、株式会社マーキュリーは、2017年に中古流通した東京23区の分譲マンションについて、築年別の流通量と間取り別の平均価格をグラフにまとめ、結果を発表した。
同社は、新築マンション業界で導入シェア9割のマーケティングシステム“サマリネットシリーズ”を提供しており、グラフのデータは売買サマリに基づくもの。東京23区において、2017年に中古流通した分譲マンションで、流通時点で20年未満の築年数を対象としている。
流通動向の概要
一般的に、マンションは築年数が経過すると価格(資産価値)が下がると言われているが、築年数別の価格は、平均して2LDKが3LDKを上回り、築9年(2008年竣工)・築14年(2003年竣工)では2LDKが8,000万弱と、築1年に次ぐ高値となった。
これは、千代田区・港区・中央区を中心とした高額タワーマンションが多く流通したことが要因の一つだと考えられるとのこと。
一方、1R・1Kは築5年以降は価格がほぼ同水準で維持している。これは、1R・1Kの多くが投資用マンションとして流通しているため、賃料をもとに販売価格が算出されているからだ。
また、流通量は、築8年(2009年竣工)以降が大きく増加しており、築8年から築14年までの件数の割合が4割以上である。
一般的に、「ライフスタイルが変化する築10年前後で、マンションの住み替えや買い替えを検討する人が増える」と言われている傾向が反映された結果となった。
(画像はプレスリリースより)

マーキュリー プレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000018769.html