過去10年間の推移
2018年05月14日、株式会社マーキュリーは、東京23区で販売された新築マンションの価格と坪単価について、過去10年間(2008年~2017年)の平均値と中央値の推移(以下、同調査)を発表した。
同社は、新築マンション業界で導入シェア9割のマーケティングシステム“サマリネットシリーズ”を提供しており、同調査は、30平米以上の住戸を対象として、マンションサマリで調べたもの。
推移の概要
価格については、平均値が2008年の5,698万円から2017年の7,061万円に、1,363万円(約24%)上昇し、中央値は2008年の4,798万円から2017年の6,290万円に、1,492万円(約31%)上昇しており、中央値の上昇率が平均値の上昇率を上回った。
坪単価は、平均値が2008年の271.0万円から2017年の348.7万円に、77.7万円(約29%)上昇しているのに対し、中央値は2008年の257.6万円から2017年の327.4万円に、69.8万円(約27%)上昇しており、平均値の上昇率が中央値の上昇率を上回った。
また、2009年から2013年にかけては平均価格・坪単価ともに中央値と平均値の差は緩やかに推移し、2014年には差が縮小しているが、2015年以降は坪単価、価格ともに平均値と中央値の差が広がっている。
これは、高騰が続く23区の中でも、価格や坪単価が(中央値より)高いエリアの高価格化、高単価化が進んでいるためとのこと。
(画像はプレスリリースより)

マーキュリー ニュースリリース
http://mcury.jp/news/419/