賃料改定状況調査
スタイルアクト株式会社は、「東京23区の賃料改定状況調査」を実施・公表している。賃料改定率は緩やかな動きだが、賃料20万円以上、20万円以下ともにプラスが継続している。
一般賃料の伸びは好調
不動産情報の分析を行う同社では、今回都内の賃料改定について調査。東京23区の同一住戸の入居・退去後の募集賃料が、同額の場合を0%とし、その差額分をデータにしたものだ。今回調査の2016年4月-6月期は5万8,198件を集計している。
月額賃料20万円未満の一般市場でみると、近年緩やかな上昇を継続している。今回調査では0.2%のマイナスとなっており、前四半期と同程度。築年数の経過を考慮しても、0.2%のマイナスは実質的なプラスの改定といえる。
増額、据え置き、減額の割合は、前四半期とほぼ同様だ。一般賃貸市場は、夏までの繁盛期を終えた状態でも、好調といえる。
高額物件の賃料は据え置き
一方月額賃料20万円以上の、高額賃貸物件でみると、今回調査の賃料改定率は0.7%。増額改定をした物件は46.5%と半数近くにのぼるものの、前四半期と比較すると2.1ポイント減少している。
減額の割合も3.0ポイント減少していることから、据え置きの割合が増加傾向にあるようだ。
(画像はプレスリリースより)

スタイルアクト株式会社のプレスリリース
http://styleact.co.jp/news/?p=1859スタイルアクト株式会社のプレスリリース(PRTIMES)
http://prtimes.jp/