10年固定金利型の平均金利 1.0%を割り込む
住宅ローン比較サイトを運営するWhatzMoney株式会社は8月9日、「WhatzMoney住宅ローンレポート 2016/08」を発表した。
ネット銀行、都銀、信託、地銀75行で構成される主要銀行の金利動向は、10年固定金利型の平均金利で0.991%となり、前月比でマイナス0.018%となった。10年固定金利で1.0%台の大台を割り込むのは初となるが、長期金利低下の影響によるものと見られている。
なお、変動金利型の平均金利は0.981%で前月と同じ利率となった。変動金利の金利水準は、下限に到達したものと見られている。
フラット35も過去最低金利を記録
また、長期固定金利住宅ローンのフラット35は、過去最低金利を記録した。返済期間20年以下のプランの場合0.830%、21年から35年のプランの場合0.900%となり、主要銀行の10年固定金利型の平均金利よりも低い金利となっている。
8月の住宅ローン最低金利は0.300%であるが、0.300%のプランを提示しているのは、7月より提示している三井住友信託銀行のほか、8月はじぶん銀行、住信SBIネット銀行も提示しており、金利の低下が進んでいることが分かる。
なお、同社は、住宅ローンを金利のみで比較するのではなく、事務手数料などの諸費用を含めた総支払額で比較することが重要であるとしている。

WhatzMoney株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
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