中小規模向けに発売
YKK AP株式会社は2016年7月29日、換気用の窓「エクシマ31 バランスウェイ」に、中小規模の物件向けに開発した「ライトシステム」を追加で発売すると発表。
建物全体で自然換気をするための換気窓で、従来のものと比べて約4割コスト削減に成功した。
「バランスウェイ」は、もともと2015年4月に発売をスタート。建物の中と外の温度差によって生まれる自然エネルギーを活用した仕組みになっており、風が吹くと障子が動いて逆風が入るのを防ぎ、建物全体でスムーズに換気をすることが可能。
また、センサーが雨が降った場合や強い風が吹いた場合は感知して窓を自動で閉じる。
災害をきっかけに自然換気に注目
現在、エネルギーに対する節約意識が自然災害などをきっかけに高まってきており、自然エネルギーで換気するという方法が注目を浴びている。
停電が起きた場合でも快適さを保てるためで、「バランスウェイ」は発売してからずっと高評価を受け続け教育施設や、どちらかと言うと大きな規模で窓の数が多い建物で採用され、2015年度に目指していた物件の受注金額も達成。
選びやすく、設置しやすい価格に
今回、中小規模物件用に開発した「ライトシステム」は開け閉めをコントロールするシステムをシンプルにしたことで、従来よりも低金額で設置できるようになった。
4連窓だと大きさは幅が4.99メートル・高さは1メートルで、ガラスや消費税、施工費を除く製品本体とシステム一式の参考価格は134万2000円。
設置の数に合わせてシステムを選べるようになり、建物の大きさや目的、自然換気をどのように行いたいかの希望に添った組み合わせで選択できる。
(画像はプレスリリースより)

YKK AP株式会社 プレスリリース
http://www.ykkap.co.jp